Ovation Collectors' 2007
2014年9月に購入。
製造から7年も経っており、「長期展示の為アウトレット」だったので
格安で購入しました。
トップはベア・クロー・スプルースという、歪みの入った希少な木材だそうな。
昔は歪みが入っているのは敬遠されていた様な気がするのですが。
バックとサイドは木ではなく、リラコードというガラス繊維強化樹脂です。
自由な形状にできるので、響きを最適化できます。
このギターはContour Bowl と言う形状。
昔のOvationギターはバックが丸い形状だったので抱えた時にトップが上を向いてしまうという欠点があったのですが、それが改善されています。
指板はエボニー。
ポジションマークはこのモデル独特なもの。
少しAdamasに似ているか?
ブリッジもエボニー。
ピンレスです。
デザインが黒で統一されており、ヘッド、糸巻、ナットも黒で統一されています。
ネックは5ピースです。
ヘッドとボトムが分離されていないのがお気に入りです。
フロントのストラップピンはネックではなくボディーにあるのでハイポジションが
弾きやすくなっています。
プレアンプはVIP-5。
マイクでレコーディングしたイメージ音が入っていて、ピックアップの音とブレンドすることができ、音作りの幅が大きくなっています。
チューナはシールドを繋がないと動作しません。
シールドを繋ぐとアンプが電源を使うので電池が消費されます。
9V電池は値段が高いので不経済なのですが、Ovationはヘッド形状が特殊でクリップチューナが付けにくいのと、このチューナの使い勝手が非常に良いので、ぶつぶつ言いながらも使っています。
出力はピンジャックの他に、XLR端子を装備。
本来はXLR端子から電源が供給できるのですが、故障しているのか、電池を外すとアンプへ出力されません。
サウンドホールから見える銘版。
BCSはベア・クロー・スプロースの略のようです。
ヘッド裏にはシリアルNo.が。
みえにくいですが、064と刻印されています。
ヘッドの角に打痕。
購入時から付いているのですが、これのおかげで定価の半額以下で購入できました。
発売時のカタログ。
音は、発売当初のOvationに比べて、リラコード臭くないと感じます。
サウンドホールが小さいこともあり、音量はさほど大きくありません。
全体的にまとまった感じの音がします。
アンプを通した時は、IMAGEの量を増やすとピエゾ臭さが少なくなりいい感じ。
ライブをしない私には宝の持ちぐされでしょうか?